Aquilaから弦を買うために、メールでやり取りしているのですが、窓口のご担当はPeruffo Mimmo氏であることは、皆さんご存知と思います。
----------------------------------------------------------
Aquila Corde Armoniche di Peruffo Mimmo & C. S.a.s
----------------------------------------------------------
Peruffo Mimmo氏は社長 兼 広報担当 兼 研究担当のようですね(決して大企業ではないので)。
http://violoncellodaspalla.blogspot.com/2008/02/string-magician-mimmo-peruffo.html
Peruffo Mimmo氏は、リュートに限りませんが、楽器やそれに使われる弦に関する調査・研究を長年地道にされておられるようです。 功績を感じます。
Aquilaのホームページには、いくつかの成果物が公開されています。
http://www.aquilacorde.com/lutes.htm
http://www.aquilacorde.com/articles12.htm
http://www.aquilacorde.com/articles3.htm
など。
以前に、ベネティアのTieffenbruckerのworkshopの建物まで行ってきたのですが、そのとき、「“A History of the Lute from Antiquity to the Renaissance"に紹介されていたそのままの建物がありました。」と書きました。
実は、この本に掲載された写真は、AquilaのPeruffo Mimmo氏とリュート奏者のTerrel Stone氏により撮影されたものだったのです。本を読んでいるときには気付きませんでした。
また、リュート奏者のTerrel Stone氏は私のリュートを作ったPaolo Busato氏がかつて師事していたそうです。
2008年10月31日金曜日
2008年10月26日日曜日
ガット弦を張ってみました(3)
10月14日に1コースの弦が切れたので張替えましたが、本日、再度、切れてしまいました。
今度は、ナット部分やブリッジの部分のような変曲点ではなく、指版上の何でもない部分で切れていました。今回は12日持ったことになります。
次回は、どれ位持つか、興味があるところですが、平均的に2週間持たないようであれば、1コースはナイルガットに戻そうと思っています。
前回は、張り替える前に、Lizard Spit / SLN10 Slick Nutzでナットをメンテナンスしましたので、この部分で切れていなくてよかったです。
今度は、ナット部分やブリッジの部分のような変曲点ではなく、指版上の何でもない部分で切れていました。今回は12日持ったことになります。
次回は、どれ位持つか、興味があるところですが、平均的に2週間持たないようであれば、1コースはナイルガットに戻そうと思っています。
前回は、張り替える前に、Lizard Spit / SLN10 Slick Nutzでナットをメンテナンスしましたので、この部分で切れていなくてよかったです。
2008年10月25日土曜日
ジャーマンテオルボの活路
最近、ジャーマンテオルボ(Jorge Sentieiro作)をほとんど使っていません。放っておいてももったいないので、アーチリュートかテオルボの代用としてでも使えるように、弦を張り替えてみようかなと....。
まず、弦のゲージを調べるところから。
そう言えば、7月と8月にハイビジョン クラシック倶楽部でベニス・バロック・オーケストラの演奏会(2005年9月16日, 東京芸術劇場にて収録)が放映されましたが、使われていたリュートはジャーマンテールボ(スワンネック)のようで、弦はシングルで張られていました。
調弦はどうしていたのか分かりませんが、私が考えていることはそんなにおかしいことではないようで。
まず、弦のゲージを調べるところから。
そう言えば、7月と8月にハイビジョン クラシック倶楽部でベニス・バロック・オーケストラの演奏会(2005年9月16日, 東京芸術劇場にて収録)が放映されましたが、使われていたリュートはジャーマンテールボ(スワンネック)のようで、弦はシングルで張られていました。
調弦はどうしていたのか分かりませんが、私が考えていることはそんなにおかしいことではないようで。
円高に歯止めは?!
最近アメリカが発端となった経済低迷の世界への波及のあおりを受けて、どんどん円高が進んできています。トヨタやソニーなどの輸出依存型の企業が大きな打撃を受けているのはご存知のとおりですが、逆に、”輸入”の立場から見れば、ウェルカムな限りです。
今週末の為替レートは、ユーロは6月頃は170円近かったのに今は119円ですよ。
ポンドも150円まで下がりました。
ドルに至ってはなんと94円まで下がりましたね。
チャートを見ると未だピークを迎えるような傾向は伺えませんが、国内も株価が大きく下がってきており、これから先はどうなるかわかりません。
この好機に、ファシミリやエディションをまとめて注文してしまいました。
今週末の為替レートは、ユーロは6月頃は170円近かったのに今は119円ですよ。
ポンドも150円まで下がりました。
ドルに至ってはなんと94円まで下がりましたね。
チャートを見ると未だピークを迎えるような傾向は伺えませんが、国内も株価が大きく下がってきており、これから先はどうなるかわかりません。
この好機に、ファシミリやエディションをまとめて注文してしまいました。
2008年10月14日火曜日
ガット弦を張ってみました(2)
2008年9月27日土曜日
ガット弦を張ってみました
ガット弦注文しました。(4)
9月26日にAquilaからガット弦が届きました。
イタリアの郵便事情が疑わしいのか、今回はFedExで送られてきました。
23日に送ったというメールが来て、3日で届いています。
夏のバカンス期間でもまじめに仕事をして、このようにスピーディにできる事業者もいるんですね。
(事業者のポリシーや従業員教育によるものなのか、個人のパーソナリティによるのかは分かりませんが)
イタリアの郵便事情が疑わしいのか、今回はFedExで送られてきました。
23日に送ったというメールが来て、3日で届いています。
夏のバカンス期間でもまじめに仕事をして、このようにスピーディにできる事業者もいるんですね。
(事業者のポリシーや従業員教育によるものなのか、個人のパーソナリティによるのかは分かりませんが)
2008年9月18日木曜日
ガット弦注文しました。(3)
8月19日に発送したというメールが来ているのに、まだ、届いていませんでしたが、本日、イタリア国内で行方不明となったことが郵便局からの情報で確認できたという連絡がAquilaからありました。
メールをくれたのは秘書の女性ですが、本来の担当者はバカンス中のため、何をすればいいか勝手が分からず困惑している様子が伺えました。
こちらの住所等の記載に不備がなければ、再送のためは、顧客の負担はないという契約になっているということと同時に、「一刻を争わないので慌てなくてよいですよ」と返事をしておきました。
メールをくれたのは秘書の女性ですが、本来の担当者はバカンス中のため、何をすればいいか勝手が分からず困惑している様子が伺えました。
こちらの住所等の記載に不備がなければ、再送のためは、顧客の負担はないという契約になっているということと同時に、「一刻を争わないので慌てなくてよいですよ」と返事をしておきました。
2008年9月8日月曜日
ナットのメンテナンス3

リュートはペグボックスが直角に近く折れ曲がっているため調弦がやりづらいです。
特に、ナットからペグまでの距離が長いと、この間の弦が伸びてしまい、さらに、音を合わせにくくしています。バロックリュートでは6コース、7コースが相当しますが、ペグを回しても、音が安定する位置がスリップして、期待する音程に合わせることができない場合があります。
"Historical Lute Construction" Robert Lundberg(著)ではナットに以下の処置を施すとあります。
①Polish grooves with a fine linen thread and fine pilishing compound.
②Wax the nut with microcrystalline wax and it is finished.
①は効果を確認済みですが、②についてはまだ経験していませんでした。
"microcrystalline wax"は見つけることができませんでしたが、色々調べていると、丁度、この目的のための製品が売られていることはわかりました。Lizard Spit / SLN10 Slick Nutz(写真右)です。
弦楽器ならどんな楽器でも(バイオリン、ギター、エレキギターなど)使えるようです。木やプラスチック、骨などに使えるとあります。ナットの摩擦を低減する天然成分の潤滑剤で、グラファイトが配合されており黒色です。
使ってみました。期待を裏切りません。
バロックリュートの6・7コースに使ってみましたら、ある張力を超えるとナットの位置でスリップする現象が抑えられ、期待する音程に合わせることが億劫でなくなりました。
7コースルネッサンスリュートの7コースのバス弦はペグボックスの外側で巻くようになっているのですが、ナット部分は直角以上に曲がっているため合わせるのが大変でしたが、スムースに調弦できるようになりました。
鉛筆でやってみたときは効果はほとんど感じませんでしたが、焼結カーボンと天然グラファイトの違いだけなのでしょうか。他にも何か入っているのでしょう。市価は2100円でしたが高いとは思いません。
ちなみに写真左はペグ調整用のベビーパウダーです。
2008年9月5日金曜日
ガット弦注文しました。(2)
8月19日に発送したというメールが来ているのですが、まだ、ガット弦は届いていません。
ジュンイチさんの場合、26日に発送のメールが来て、29日には届いたそうで。
Aquilaに問い合わせたら間違いなく発送しており、トラッキングナンバーを教えてくれました。
9月2日時点では、未だ、セントレアの郵便局に入っていないそうです。ということは、イタリア国内で止まっているのでしょう。郵便業界も夏は仕事よりもバカンスが優先するようですね。
郵便局からイタリアの局に問い合わせてもらっていますが、このシーズンですから、「日本国内では有り得ないのですが、イタリアの場合、返事か来るのに3週間はかかってしまいます。」だそうで。
Aquilaにも連絡をいれたら、ご担当はバカンスでした。
要するに、”夏にヨーロッパ人に仕事することを期待する”ことが間違っているようで。
フランス人は夏でなくても仕事しませんけど。(・・・また余計なことを言いました)
ジュンイチさんの場合、26日に発送のメールが来て、29日には届いたそうで。
Aquilaに問い合わせたら間違いなく発送しており、トラッキングナンバーを教えてくれました。
9月2日時点では、未だ、セントレアの郵便局に入っていないそうです。ということは、イタリア国内で止まっているのでしょう。郵便業界も夏は仕事よりもバカンスが優先するようですね。
郵便局からイタリアの局に問い合わせてもらっていますが、このシーズンですから、「日本国内では有り得ないのですが、イタリアの場合、返事か来るのに3週間はかかってしまいます。」だそうで。
Aquilaにも連絡をいれたら、ご担当はバカンスでした。
要するに、”夏にヨーロッパ人に仕事することを期待する”ことが間違っているようで。
フランス人は夏でなくても仕事しませんけど。(・・・また余計なことを言いました)
登録:
投稿 (Atom)