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2021年11月26日金曜日

EEBOの出版物

 2010年10月~12月にアマゾンで購入して以降、本棚に眠ったままの12冊(未使用品)です。全部まとめて欲しいという方がいらっしゃれば、半額以下でお譲りします(日本国内限定)。
現在「現在在庫切れです。」「この本は現在お取り扱いできません。」となっているものが含まれています。

「欲しいと思った時には既に絶版」
買っておいてよかった。買わなかったことを後悔。そのどちらでもない場合も。


A Briefe and Plaine Instruction to Set All Musicke of Eight Diuers Tunes in Tableture for the Lute. All First Written in French by Adrian Le Roy.

The Third and Last Booke of Songs or Aires Newly Composed to Sing to the Lute, Orpharion, or Viols, and a Dialogue for a Base and Meane Lute with Fiue. Dowland, John.

The Second Booke of Songs or Ayres, of 2. 4. and 5. Parts Vvith Tableture for the Lute or Orpherian, with the Violl de Gamba. Composed by lohn Dowland.

A Pilgrimes Solace Vvherein Is Contained Musicall Harmonie of 3. 4. and 5. Parts, to Be Sung and Plaid with the Lute and Viols. by lohn Douland, Bat.....

Songs for the Lute Viol and Voice: Composed by I. Danyel, Batchelar in Musicke. 1606. to Mris Anne Grene (1606)

The Third and Fourth Booke of Ayres: Composed by Thomas Campian. So as They May Be Expressed by One Voyce, with a Violl, Lute, or Orpharion (1617)

Two Bookes of Ayres the First Contayning Diuine and Morall Songs: The Second, Light Conceites of Louers. to Be Sung to the Lute and Viols, in Two, Th.....

The First Booke of Ayres of Foure Parts with Tableture for the Lute: So Made, That All the Parts May Be Plaide Together with the Lute, or One Voyce wil.....

Songs of Mourning Bevvailing the Vntimely Death of Prince Henry. Vvorded by Tho. Campion. and Set Forth to Bee Sung with One Voyce to the Lute, or Vio.....

The Psalmes of Dauid in Meter the Plaine Song Beeing the Common Tunne to Be Sung and Plaide Vpon the Lute, Orpharyon, Citterne or Base Violl. by Richa.....

The First Booke of Songes or Ayres of Fowre Partes with Tableture for the Lute So Made That All the Partes Together, or Either of Them Seuerally May B..... Dowland, John.

Harmonia Sacra or Divine Hymns and Dialogues: With a Through-bass for the Theobro-lute, Bass-viol, Harpsichord or Organ. the First Book. Purcell, Henry.

2020年11月5日木曜日

GASPAR SANZ ET LA GUITARE ESPAÑOLA ; MANUEL MORAIS

 本棚の隅にしまってあった資料を見ていたら、マニュエル・モライシュ氏によるバロック・ギターの記事が残されているのを発見しました。しかし、切り抜きがあるのは「その1」だけで、後半の「その2」がありません。この頃は現代ギターは定期購読していたはずなのに。

また、当時はバロック・ギターは持っておらず、ここに書かれている内容は何も理解していなかったと思います。

ちなみに、著者のマニュエル・モライシュ氏はLeunam Siaromが本名で、Manuel Moraisはアナグラム名だということを、バーゼル時代の同級生だった佐藤豊彦先生から伺いました。




2020年10月20日火曜日

断捨離

この10~20年使っておらず、これから先も読むことはない本。

本棚を無駄に占有しているだけなので、廃品回収に出すことにしました。

収益は福祉施設に。

廃品回収に出します。

こちらは永久保存版。


2020年9月6日日曜日

The Baroque Musician's Book of Grounds

 これだけ沢山の grounds (Bass Lines) をまとめたものは珍しいのではないでしょうか?

同じgroundでもいくつかの調で練習できるように作られています。

The Baroque Musician's Book of Grounds


2020年8月6日木曜日

Avertissement : Pieces de theorbe et de lute mise en partition dessus et basse

佐藤豊彦著 バロック リュート教則本 No.49. 及び 49A.
ヴィゼーの「(拍子のない)前奏曲」“Prélude (non mesuré)"の項にて、

『彼は1716年に出版された本 Pieces de theorbe et de lute mise en partition dessus et basse の中で「タブラチュアに移し換えることができない人は、私の所へ習いに来なさい。」と書いています。』

と解説されています。

ということで、原文にあたってみました。以下が該当するセンテンスです。

Avertissement (ご留意) の後半

Plusieurs auteurs auroient peutêtre souhaite' que j'eusse nus une troisieme portee sous la partition, ou la piece eut été gravée en tablature : mais le nombre de ceux qui entendent la tablature est si petit que j'ai cru ne devoir pas grossir mon livre inutilement; d'ailleurs on me trouvera toujours dispôsé a les donner de cette maniere a ceux qui les désireront.

私のぎこちない訳文は、

『何人かの諸兄はスコアの3段目に作品のタブラチュアを記すことを望まれたかも知れません。しかし、曲集を不必要に分厚くすることはないと考えざるを得ないほどに、タブラチュアがお分かりになる方は非常に少ないのです。
ということで、希望される方には、私はいつでもその(タブラチュアの)方法をお教えする用意をしております。』

(もっと適訳があるだろうにと思いながら...)


2020年7月4日土曜日

バロック期のフランス語を読むための辞書

Dictionnaire de l’Académie François. 1694

“Luth”の項:
冒頭でリュートは「弦を弾いて演奏する楽器のひとつ」と説明するも、以降はリュートについて話すときに出てきそうな用語が羅列されていて、それらは何なのかは全く説明されていない。
「純化主義」により多くの語が排除されたそうだが、そうだとして、このような空虚な語の羅列は何なのだろう。知らない人には何を言っているのかわからないでしょう。
1762年版では綴り字が「改善」されてきてはいるものの、記述内容に変更はない。

Dictionnaire de l’Académie François. 1694


Dictionnaire Universel Francois Et Latin, Vulgairement Appele Dictionnaire de Trevoux. 1771
(Furetiere, Dictionnaire universel. 1690 を受け継いで進化させた辞書)

“Luth”の項:
リュートとはどんなものか説明している。時代と共に弦の数が増えたこと、ボディ、ボウル、ペグボックス、ネックなど各部の呼称や材料・構造、ガット弦が張られることや調弦についても触れている。ブローニュのリュートは良い材料を使いその音色も美しいと書かれ、価格まで記述されている。

Dictionnaire Universel Francois Et Latin, Vulgairement Appele Dictionnaire de Trevoux. 1771

幾つかのフランス語史に関する書籍や解説によると、Académieの辞書は偏狭な理想主義により、古語や新語、俗語、専門用語、写実的な言葉などが排除され、豊かさや多様性への配慮がない。
一方、Trevouxの辞書では、技術的・専門的な語彙も扱い、デカルトやメルセンヌらの自然学の理論家のフランス語の文章も用例としている。

ということから、その時代に書かれた文芸作品を読み解くにはTrevouxの辞書が有用であることは間違いはなさそう。




2020年4月30日木曜日

Vihuelistes Espagnols

François DRY
Théorie Musicale et Technique Instrumentale d'après les Écrits et les Œuvres des Vihuelistes Espagnols. 1536-1593.

ヴィウエラについて、時代背景、作曲家、作品の解釈、演奏技術、等々。述べられています。700ページもあるので読むのは大変(日本語でも)。
音楽学者のFrançois Dryは16-17世紀の音楽を研究。これはその博士論文。

リュート属楽器の演奏家Gérard Rebours氏のサイトでつい最近公開されました。



2020年4月17日金曜日

METHOD FOR THE BAROQUE LUTE

日本語版を入手しました。
Tree Editionの英語版と比べると、日本語版は前半のexercise部分は概略同じですが、後半の曲は大分入れ替えられています。その中にはテオルボでしか練習してこなかった曲のバロックリュート版があったので、試しに弾いてみたら大分手こずりました。
日本語版で復習しながら全体を通してみようと思います。新しい発見も潜んでいるはずです。
ところで、英語版の方が紙質は上質なのですが、「くるみ製本」時の接着剤が足りなかったのか、ページがバラバラになってきました。ボンドで補修しておきましょう。






















2019年7月31日水曜日

Initiation à la Basse Continue au Luth

Pascale Boquetさんの"Le Secret des Muses Volume 12, Initiation à la Basse Continue au Luth."
これまで、外国語はほとんど活字を通してしか読んだことがない私にとって、この教本は読むのに苦労しました。フランス語が分かる/分からない以前に、何という文字が書かれているのかが分からないのです。Boquetさんの手書きは丁寧なのですが。
筆記体と活字の対比表のようなものがないかネット上で色々探しましたが見つからずでした。別目的で買った文法書に表があったので、これを眺めながら読み進めました。













2019年4月14日日曜日

Early English Books Text Creation Partnership

ファクシミリに書かれている文章の印字品質は、修正が必要ない程度の良いものから、スペルさえも分かり難いものまで、色々ありますね。
英語限定のようですが、それらをテキスト化して読みやすくするプロジェクトがあるのを見つけました。おそらく、Early English Books Online(EEBO)から出版されているものなら、テキスト化されたものが揃っているのではないでしょうか。

Early English Books Online(EEBO)
Early English Books Text Creation Partnership

Adrian Le Roy の "A briefe and plaine instruction" はロンドンで出版された英語版なので、テキスト化されています。ファクシミリの印字品質はすごく悪いので、テキスト化は有難いです。


ただ、EEBOから出版された"A briefe and plaine instruction" は、シリーズ用の本のサイズに収めるためか、横方向にのみ縮めてしまっているので、読み難いのが残念な点です。























2017年3月14日火曜日

A HISTORY of the LUTE from ANTIQUTY to the RENAISSANCE

"A HISTORY of the LUTE from ANTIQUTY to the RENAISSANCE", by Douglas Alton Smith.
今なら$49.95です(送料別)。私も1冊持っています。
この本の71ページと309ページにTieffenbrukerの工房だった建物が紹介されています。Veneziaに行ったときに同じカメラ位置で写真を撮りました。
私のFaceBookのカバー写真に使っています。


2016年1月1日金曜日

現代ギター 2016年1月号

ちょっと立ち読みのつもりでしたが、今月号もリュート関連の記事がありましたので購入しました。



















ホプキンソン・スミス・インタビューには、何らかの理由により欠落してしまったと思われる箇所があり、私は以下のように行間を埋めて読み替えています。

【記事】
私は最新のCDでバッハの《無伴奏チェロ組曲》をバロックリュートよりもチューニングの低いジャーマン・テオルポで演奏しています。
それは、私の嗜好が複弦のリュート族の楽器にあるからで、最も大事なのは「良い演奏をすること」です。

【読み替え】
私は最新のCDでバッハの《無伴奏チェロ組曲》をチューニングの低いテオルポではなく、バロックリュートと同じ調弦のジャーマン・テオルボで演奏しています。
復弦による効果、特に、バスのオクターブ弦による透明さは、単弦で張られた楽器にはない個性です。
それは、私の嗜好が複弦のリュート族の楽器にあるからで、最も大事なのは「良い演奏をすること」です。

2015年10月6日火曜日

Das neueröffnete Orchestre : Johann Mattheson

今日からは、受け売りをしなくて済みます。

80歳まで生きたリュート奏者は60年は調弦をしていた。

If a lutenist lives to be 80 years old, surely he has spent 60 years tuning.







2013年11月12日火曜日

バロックから初期古典派までの音楽の奏法

小川伊作先生から、最近の本では以下が優れているとのアドバイスをいただきました。

・橋本英二著『バロックから初期古典派までの音楽の奏法』
・コープマン著『トンコープマンのバロック音楽講義』
共に音楽之友社

早速、『バロックから初期古典派までの音楽の奏法』を購入しました。
体系的に整理されており、読みやすいです。


2013年8月19日月曜日

アーノルド・ドルメッチ 17・8世紀の演奏解釈

アーノルド・ドルメッチの「17・8世紀の演奏解釈」、既に絶版になっているようです。
私は当時の先生に勧められて購入しました。昭和46年(1971年)の第3刷で、1200円でした。
アマゾンで中古が入手できるようです。1988年の版で7500円となっています
英語原典版なら新品が2400円で入手可能です

2013年4月30日火曜日

Syntagma Musicum


Die Sächsische Landesbibliothek–Staats-und Universitätsbibliothek Dresden (SLUB)
Saxon State and University Library Dresden (SLUB)
Praetorius, Michael
  Syntagma Musicum BOOK 1
  Syntagma Musicum BOOK 2
  Syntagma Musicum BOOK 3
私はドイツ語は全くダメです。

2013年4月27日土曜日

COTHENER BACH HEFTE


1995年にケーテンのレオポルト城を訪れた時に館内のショップで購入しました。
バイオリンパルティータ第2番のシャコンヌの奏法が詳細に解説されています。CDも付属しており歌詞の付いたシャコンヌはここで初めて聴きました。
私はバイオリンは弾けませんので、オブジェとして本棚に置いてあります。

ヘルマンケラー 通奏低音奏法


amazonで中古品が¥15,994とは驚きました。
何時買ったのか覚えていませんが¥1200でした。

2013年1月22日火曜日

現代ギター



何十年ぶりに現代ギターを買いました。2013年1月号です。
今村泰典氏、佐藤豊彦氏他が執筆されたビウエラの特集記事があります。


2012年4月13日金曜日

Historisch-theoretisch und practische Untersuchung des Instruments der Lauten (2)


注文しておいたE. G. BaronのStudy of the Luteが届きました。
1976年発刊の本です。あまり売れる本でもない?のでしょうか、新書のまま、長い間、書庫に保管されていたようで、古い本特有の匂いがします。
Douglas A.Smith氏によるあまり癖のない翻訳ですが、知らない固有名詞がぞろぞろ出てきて、辞書だけではかなわなそうです。