ついでながら、1686年の第2集の助言部分も気になったので翻訳してみた。
言うべきことは初版で全て言ったので、ここでは繰り返さないとしながらも、親指で和らげるラスゲアードと、ドットで指定された弦には触れないことについて再度説明されている。
初版の助言を習得していれば、第2集では新たに加えた助言はないので無視してもよいとある。
2019年12月3日火曜日
2019年11月28日木曜日
テオルボの指板上弦(2)
前回、指板上の5,6,7コースをAquilaのガット弦に替えてみたところ、ガット弦らしい柔らかい音色にはなったのですが、倍音が多く含まれる拡張弦との間での音色のギャップが広がってしまいました。
今回、5,6,7コースをGamutに換えてみました。鮮明さに欠けていた音質が幾分かはメリハリのある音質になりました。拡張弦との間での音色のギャップは心持ちだけ改善されたようです。
5 course - Normal, Gamut
6 course - Pistoy, Gamut
7 course - Gimped, Gamut
しかし、拡張弦との間での音色のギャップは、同質材料の弦を使う限りは原理的に解消不可能です。
指板上限を複弦にして倍音を増やすことは一案かも知れません。どこかで試してみようと思います。拡張弦との間での音色のギャップが少ないピラミッドの巻弦に戻すことも?
今回、5,6,7コースをGamutに換えてみました。鮮明さに欠けていた音質が幾分かはメリハリのある音質になりました。拡張弦との間での音色のギャップは心持ちだけ改善されたようです。
5 course - Normal, Gamut
6 course - Pistoy, Gamut
7 course - Gimped, Gamut
しかし、拡張弦との間での音色のギャップは、同質材料の弦を使う限りは原理的に解消不可能です。
指板上限を複弦にして倍音を増やすことは一案かも知れません。どこかで試してみようと思います。拡張弦との間での音色のギャップが少ないピラミッドの巻弦に戻すことも?
2019年11月7日木曜日
PRINCIPES DE L'ACOMPAGNEMENT DU CLAVECIN, PAR M.DANDRIEU
この文献では、DANDRIEUによる音度の呼称が使われています。初めて目にしたときは戸惑いましたが、5ページに描かれている音階表で説明されているので、さらなる説明は蛇足となりますが。
音階表を清書してみました。

sur (上), sous (下)を念頭に置くと意味は自明となります。
音階表を清書してみました。

| 音度 | 呼称 | 直意 |
| I | Finale | 主音、終止音 |
| II | Sufinale | 主音の 1 音上 |
| III | Médiante | 中央、3 度 |
| IV | Soudominante | ドミナントの 1 音下 |
| V | Dominante | ドミナント |
| VI | Sudominante | ドミナントの 1 音上 |
| VII | Soufinale | 主音の 1 音下 |
2019年11月3日日曜日
テオルボの指板上弦
これまで、テオルボの指板上弦5,6,7コースはPyramidの巻弦を使っていました。ですが、ピラミッドの巻弦はバテて音色がボケてくるのが速いです。ピラミッドの巻弦を使ってきた理由は、拡張弦との間での音色のギャップが少ないことです。
いつか、ガット弦に変えようと思っていたこともあり、指板上の5,6,7コースをAquilaのガット弦に替えてみました。確かにガット弦らしい柔らかい音色になりましたが。その反面、拡張弦(Gamut)との間での音色のギャップが広がってしまいました。
今、練習している曲の通奏低音では、指板上の7コースと拡張弦の8コースとの間を行き来しますので、音色のギャップは困った問題です。拡張弦はその性質上、細い弦を長く張っていて、その弦長に対してよりブリッジ寄りに弾いていることになるので、ガット弦であっても倍音が豊富になりますが、指板上の弦は倍音が抑えられています。
弦の選定により解消できるのか....。
いつか、ガット弦に変えようと思っていたこともあり、指板上の5,6,7コースをAquilaのガット弦に替えてみました。確かにガット弦らしい柔らかい音色になりましたが。その反面、拡張弦(Gamut)との間での音色のギャップが広がってしまいました。
今、練習している曲の通奏低音では、指板上の7コースと拡張弦の8コースとの間を行き来しますので、音色のギャップは困った問題です。拡張弦はその性質上、細い弦を長く張っていて、その弦長に対してよりブリッジ寄りに弾いていることになるので、ガット弦であっても倍音が豊富になりますが、指板上の弦は倍音が抑えられています。
弦の選定により解消できるのか....。
2019年10月18日金曜日
Musée des Beaux-Arts - Musées de Strasbourg
研究資料調査のために度々渡仏する息子が、ストラスブールに行ったときに美術館にも立ち寄って写真を撮ってきました(公式サイトでは幾つかの画像が公開されています)。
ALLÉGORIE DE LA MUSIQUE
Michele Desubleo (vers 1630)
MUSICIENS ET SOLDATS
Valentin de Boulogne (Coulommiers, 1591 - Rome, 1632) Vers 1626
LE JOUEUR DE LUTH
Giovanni Busi, dit Cariani (Bergame, vers 1485 - Venise, après 1547)
ALLÉGORIE DU REPENTIR
Cornelis Cornelisz van Haarlem (1616)
ALLÉGORIE DE LA MUSIQUE
Michele Desubleo (vers 1630)
MUSICIENS ET SOLDATS
Valentin de Boulogne (Coulommiers, 1591 - Rome, 1632) Vers 1626
LE JOUEUR DE LUTH
Giovanni Busi, dit Cariani (Bergame, vers 1485 - Venise, après 1547)
ALLÉGORIE DU REPENTIR
Cornelis Cornelisz van Haarlem (1616)
2019年10月12日土曜日
壁に掛ける
最近は、小さな楽器は壁に掛けるようにしているので気軽に楽器を触れられます。
「ケースを開けたら弦が切れていた」というのはよくあることですが、こうしておくと、切れる瞬間に立ち会えるかもと期待しましたが、部屋から出ていた時に切れてしまいました。
「ケースを開けたら弦が切れていた」というのはよくあることですが、こうしておくと、切れる瞬間に立ち会えるかもと期待しましたが、部屋から出ていた時に切れてしまいました。
2019年10月10日木曜日
Francesco Corbetta
Varii scherzi di sonate per la chitarra spagnola. Libro quarto. 1648
Francesco Corbettaのこの曲集は、唯一、F-Pn Gallicaから入手できる。
ただ、....
余白が広過ぎて正味の楽譜領域が狭いのでタブレットで見るには実用的でなく、印刷して使うとしても事情は変わらず、かつ、周辺の黒い部分が目障りなだけでなく、プリンタのトナーを無駄に消耗してしまうので非経済的。
やむを得ず、画像処理ソフトを使って各ページの画像をトリミングして、A4用紙1枚に2ページ分を置いてみた。
Francesco Corbettaのこの曲集は、唯一、F-Pn Gallicaから入手できる。
ただ、....
余白が広過ぎて正味の楽譜領域が狭いのでタブレットで見るには実用的でなく、印刷して使うとしても事情は変わらず、かつ、周辺の黒い部分が目障りなだけでなく、プリンタのトナーを無駄に消耗してしまうので非経済的。
やむを得ず、画像処理ソフトを使って各ページの画像をトリミングして、A4用紙1枚に2ページ分を置いてみた。
2019年9月29日日曜日
フェルメールの時代の音楽
9月28日、佐保山茶論。今回はバルコニー席より。どの和音も澄んでいて綺麗な響きが届きました。かすかに触れただけのはずの音もよく聴こえます。
プログラムは昨年録音して、本日に間に合う予定だったCDに収録されたものです。
ヨハネス・フレズノー(Johennes Fresneau)は本邦初演になります。同時期に元お弟子さんのEdward Martin氏も録音しているので、ダブらない選曲とされたそうです。
プログラムに記載はありませんが、Moutonの組曲の最後はChaconneです。
録音ではLorenz Greiffが使われ、当然今回もと期待しましたが、この夏は乗り切れず補修のために入院となったそうです。本日の使用楽器はMartin de Witteかと思いましたが、Richard Bergでした。
庵を出る時の西の空は珍しい雲がかかっていて綺麗でした。
プログラムは昨年録音して、本日に間に合う予定だったCDに収録されたものです。
ヨハネス・フレズノー(Johennes Fresneau)は本邦初演になります。同時期に元お弟子さんのEdward Martin氏も録音しているので、ダブらない選曲とされたそうです。
プログラムに記載はありませんが、Moutonの組曲の最後はChaconneです。
録音ではLorenz Greiffが使われ、当然今回もと期待しましたが、この夏は乗り切れず補修のために入院となったそうです。本日の使用楽器はMartin de Witteかと思いましたが、Richard Bergでした。
庵を出る時の西の空は珍しい雲がかかっていて綺麗でした。
途中、渋滞はなく、名古屋の自宅まで丁度2時間でした。
2019年9月21日土曜日
LIURE DE GVITTARRE DÉDIÉ AVROY COMPOSÉ PAR ROBERT DE VISÉE, 1682.
LIURE DE GVITTARRE DÉDIÉ AVROY COMPOSÉ PAR ROBERT DE VISÉE, 1682.
ADVIS(助言)の中の奏法記号の説明を和訳してみた。
フランス語の綴りや文法は混沌としていたので、1635年、それを純化するためにアカデミー・フランセーズが創設されたらしい。
1682年のこの曲集も曖昧な綴りが散見される。同じ単語でも人称・時制は同じなのに異なる綴りが現れたり、句読点pointとvirguleの使い分けがいい加減だったり、新しい文の先頭でもないのに大文字で始まったり(特に、il -> Il)、不定冠詞にaccent aiguが付いたり、.....。
フランス語が整備されていく歴史に詳しくないと、この当時の文章を読むのは容易ではないことが分かった。
【追記】
この曲集の注意書きに関する書き物があれば参考にしたいと思い、日本語に限定せずに探してみた。
a) 原典には「こう書かれている」。
b) それに対するコメントはこうだ。
b)は存在したが、a)に触れたものは見つけられなかった。
ADVIS(助言)の中の奏法記号の説明を和訳してみた。
フランス語の綴りや文法は混沌としていたので、1635年、それを純化するためにアカデミー・フランセーズが創設されたらしい。
1682年のこの曲集も曖昧な綴りが散見される。同じ単語でも人称・時制は同じなのに異なる綴りが現れたり、句読点pointとvirguleの使い分けがいい加減だったり、新しい文の先頭でもないのに大文字で始まったり(特に、il -> Il)、不定冠詞にaccent aiguが付いたり、.....。
フランス語が整備されていく歴史に詳しくないと、この当時の文章を読むのは容易ではないことが分かった。
【追記】
この曲集の注意書きに関する書き物があれば参考にしたいと思い、日本語に限定せずに探してみた。
a) 原典には「こう書かれている」。
b) それに対するコメントはこうだ。
b)は存在したが、a)に触れたものは見つけられなかった。
2019年9月13日金曜日
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