2019年11月3日日曜日

テオルボの指板上弦

これまで、テオルボの指板上弦5,6,7コースはPyramidの巻弦を使っていました。ですが、ピラミッドの巻弦はバテて音色がボケてくるのが速いです。ピラミッドの巻弦を使ってきた理由は、拡張弦との間での音色のギャップが少ないことです。
いつか、ガット弦に変えようと思っていたこともあり、指板上の5,6,7コースをAquilaのガット弦に替えてみました。確かにガット弦らしい柔らかい音色になりましたが。その反面、拡張弦(Gamut)との間での音色のギャップが広がってしまいました。
今、練習している曲の通奏低音では、指板上の7コースと拡張弦の8コースとの間を行き来しますので、音色のギャップは困った問題です。拡張弦はその性質上、細い弦を長く張っていて、その弦長に対してよりブリッジ寄りに弾いていることになるので、ガット弦であっても倍音が豊富になりますが、指板上の弦は倍音が抑えられています。
弦の選定により解消できるのか....。