LIURE DE GVITTARRE DÉDIÉ AVROY COMPOSÉ PAR ROBERT DE VISÉE, 1682.
ADVIS(助言)の中の奏法記号の説明を和訳してみた。
フランス語の綴りや文法は混沌としていたので、1635年、それを純化するためにアカデミー・フランセーズが創設されたらしい。
1682年のこの曲集も曖昧な綴りが散見される。同じ単語でも人称・時制は同じなのに異なる綴りが現れたり、句読点pointとvirguleの使い分けがいい加減だったり、新しい文の先頭でもないのに大文字で始まったり(特に、il -> Il)、不定冠詞にaccent aiguが付いたり、.....。
フランス語が整備されていく歴史に詳しくないと、この当時の文章を読むのは容易ではないことが分かった。
【追記】
この曲集の注意書きに関する書き物があれば参考にしたいと思い、日本語に限定せずに探してみた。
a) 原典には「こう書かれている」。
b) それに対するコメントはこうだ。
b)は存在したが、a)に触れたものは見つけられなかった。