2009年2月14日土曜日

Scribd

http://www.scribd.com

こんなものもありました。

Notes sur l'histoire du luth en France / Michel Brenet
Publication : Turin, Bocca Freres, 1899.
90 pages

Le Tresor d’Orphee / Antoine Francisque
Ed. Paris, Veuve Ballard, 1600.
68 pages

Airs de differents autheurs. Vol. 1 / Gabriel Bataille
A Paris, par Pierre Ballard. 1608.
152 pages

Airs de differents autheurs. Vol. 2 / Gabriel Bataille
Second livre. A Paris, par Pierre Ballard. 1609.
148 pages

Airs de differents autheurs. Vol. 3 / Gabriel Bataille
Troisiesme livre. A Paris, par Pierre Ballard. 1611.
152 pages

Airs de differents autheurs. Vol. 4 / Gabriel Bataille
Quatriesme livre. A Paris, par Pierre Ballard. 1613.
148 pages

Airs de differents autheurs. Vol. 5 / Gabriel Bataille
Cinquiesme Livre. A Paris, par Pierre Ballard. 1614.
142 pages

Airs de differents autheurs. Vol. 6 / Gabriel Bataille
Sixiesme livre. A Paris, par Pierre Ballard. 1615.
128 pages

以下は他のサイトでも閲覧でした。
TheSchooleOfMusicke Facsimile de la methode du luthiste
Thomas Robinson (Londres 1602)
55 pages

CAROSO, Fabritio - Il Ballarino (1581) (gallica.bnf)

2009年2月12日木曜日

YouTubeの書籍版?

YouTubeの書籍版のようなものがあったのですね。
http://www.scribd.com/

よく探せば、リュート関係のファクシミリがpdfで入手できます。

例えば、
  CAROSO, Fabritio - IL Ballarino (1581)
   (420ページもある厚い本です。)

Arto Wikla氏がThe Lute Society of Americaのメーリングリストで紹介していました。
また、暇なときにどんなものがあるか検索してみようと思います。

2009年2月3日火曜日

弦長と左手の形

M.シェッファー氏が来日された時に現代ギター誌に連載されたリュートコースによれば(該当ページをスキャナで撮ったあと本誌は処分してしまいました。号は確認できません。)、左手の押え方として、ギターのように各指が指板に直交するような感じで(正確にはこれは不可能ですが、感じとして)弦を押える方法と、高音側のフレットに置いた指を軸にして順番に他の指を低音側に伸ばしていく方法があり、これは「正しく作られた歴史的リュートで特に弦長の長いものに対して有効」とあります。
この記事のことが脳裏にありましたので、現在使っているジャーマンテオルボ(74cm 100cm)ではそれを実践しました。この程度では弾けない弦長ではありません。
どこまで可能なのかは、自身の手の大きさと、理解と練習の結果によるのでしよう。もう少し長い弦長でも押えられるかも知れません。

ちなみに、”M.シェーファー”と呼ぶ人もいますが、”M.シェッファー”が正しいそうです。シェッファー婦人に怒られて、何度も発音練習させられた人からの話です。

2009年1月31日土曜日

テオルボの弦長

KapsbergerやPiccininiを初めとした曲を弾いてみたいと思っています。イタリアンテオルボで弾くのが本来の姿なのでしょうけど、残念ながら現在は持っていませんので、ジャーマンテオルボをA調弦にして代用しています。

不勉強で、テオルボとキタローネの区別がつかないのですけど、色々な弦長があるようです。90cmを超えるものもあります。こんな楽器はどんな大きな手でないと弾けないのか?と想像がつきません。たぶん、巨人のような人がいて、そんな人が弾くのでしょうか?
そういえば、ACCORDONEでテオルボを担当しているFranco Pavan氏も確かに大柄な人です。しかし、そうでもなさそうな人でもテオルボを弾いています。色々なサイズがあるので一概に言えないようですが、どのようにチョイスしているのでしょうね。

イタリアンテオルボとは一体どんなものなのでしょう。オリジナルモデルや製作家によって色々あるようです。指板上弦長で67cm~93cm超のものがありました。93cmというと、今使っているジャーマンテオルボの指板外弦を押えるのと同じですよ。

93cm 170cm, after M.Dieffopruchar 1608
89cm 170cm, after M.Buechenberg 1614
86cm 164cm, after M.Sellas
83cm 167cm, after C.Koch 1650
79cm 154.5cm, after V.Venere 1611 *PB
76cm 154cm, after M.Sellas 1635
73cm 150cm, after M.Tieffenbrucker
67cm 142cm, after M.Tieffenbrucker

一寸、調べただけでこんなにバラエティがありますね。

2009年1月28日水曜日

David van Ooijen氏の初ビデオ公開

私から言うのはオコガマシイですが。
LGS (Lute and Early Guitar Society Japan)の活動にも参画されている日本通のDavid van Ooijen氏が初のビデオ公開のようです。
インターネット上のライブラジオの番組でビデオが見られます。50分の番組ですが冒頭の15分に出演されています。

プログラム:
1. Music for a While by Henry Purcell
2. A Dialogue Upon a Kiss by Henry Lawes

Francine van der Heijden - soprano
Sytse Buwalda - counter tenor
David van Ooijen - lute

最前列にはオランダ王室(女王、皇太子夫妻他)が座られていたそうです。

http://wm1.avro.jet-stream.nl/avro/web/klassiek/090125_spiegelzaal.wmv

2009年1月20日火曜日

リュートのメンテナンス(2)


DAVID VAN EDWARDS氏の"THE CARE OF YOUR LUTE"、一通り目を通しました。それで、私のノートの目次も更新しました。
フレットガットの結び方は氏のWebページに紹介されていましたが、それ以外は、この小冊子にしか書いていないようです。

2009年1月18日日曜日

バイオリンの聖地クレモナへ

BS Japanの番組でしたが、

バイオリンの聖地クレモナへ
~ストラディヴァリウスに魅せられた日本人たち~
2009年1月1日(木) 夜7時
http://www.bs-j.co.jp/violin/

ご覧になりましたか?

アメリカの財団から借用中のストラディヴァリで6年前にチャイコフスキー国際コンクールで最高位を飾った川久保賜紀さんですが、その楽器は返却しなくてはならないことになり、新たなバイオリンを求めてクレモナを訪ねる話です。

クレモナの製作家を訪ねますが、それも、日本人でした。第13回チャイコフスキー国際コンクールの製作部門で優勝した菊田浩さん他との交流を含め、追い求める楽器の姿、今ここにある新作の楽器が未来にどう成長してくれるか、非常に興味深い内容でした。

菊田さんは1位を獲得したにも関わらず、継続してコンクールに出品し続けている理由を聞いて、このような純粋な気持ちを持って楽器作りをしてくれている人がいることに感慨深いものがあります。

バイオリニスト川久保賜紀さんは、”一生の伴侶”ともなるべきバイオリンを探したくて、演奏家の立場から製作家に意見を提供しています。一流演奏家が制作家の前で音を出して論評することの意味深さも感じました。
(この番組を見て、川久保賜紀さんのファンになりました。)

再放送があるといいですね。
世の中には何か勘違いして”楽器?”を作っている人もいますけど。

2009年1月13日火曜日

リュートのメンテナンス


リュート製作家のDAVID VAN EDWARDS氏によるリュートのメンテナンスに関するBookletが、10年前にイギリスのリュートソサエティから出版されています。

THE LUTE SOCIETY BOOKLETS
THE CARE OF YOUR LUTE
DAVID VAN EDWARDS
The Lute Society 1998
Non-members: £2.80

安価な小冊子ですが、実績と信頼のある製作家による記事ですから安心できます。知っているようで知らないことが結構解説されています。
少しづつですが、読みながら要点をメモしたりしています。LaTeXで書いていますので目次も簡単に生成できます。現在、途上ですが、目次は写真のようになっています。終わりまで読み切るまでまだかかります。

2009年1月12日月曜日

ガット弦を張った楽器

ガット弦は温度変化(湿度にも)に敏感です。その気になれば温湿度計が作れるでしょう。
冷めた部屋に置いてあった楽器も冷めていますので、前回に暖かい時にしっかり調弦していたとしても狂っています。これは悩みの種ですが仕方のないことです。昔の人は皆そうだった・・・・。
エアコンをかけて部屋と楽器をなじませてから調弦することが求められます。ちょっとだけ弾きたいと思っても、調弦が狂っているので本当に面倒です。
そのような時は、いきなり楽器全体の調弦はせずに、右手の練習から始めます。取り合えず、練習するコースの複弦の合わせだけにします。他のコースとの音程は気にしません。右手の練習には関係ありませんから。
部屋も楽器も(手も)暖まってきたら、やおら調弦するようにします。部屋の温度が安定していない途上で調弦してもすぐにずれ、無駄にイライラするだけですから。

2008年12月28日日曜日

イタリアのS.P.E.S.社


昨日、イタリアのS.P.E.S.社からKapsbergerとPiccininiのファクシミリが届きました。
コンテンツのボリューム、装丁品質からみると確かに”安い”ですね。
こんな価格で本当にいいのですか?と言ってしまいそうです。
逆に考えると、他の出版社のものは高いです(3~4倍?)。

ちなみに、S.P.E.S.社は今年の6月に家族旅行で行って来たフィレンツェにあったのですね。知りませんでした。