2009年1月31日土曜日

テオルボの弦長

KapsbergerやPiccininiを初めとした曲を弾いてみたいと思っています。イタリアンテオルボで弾くのが本来の姿なのでしょうけど、残念ながら現在は持っていませんので、ジャーマンテオルボをA調弦にして代用しています。

不勉強で、テオルボとキタローネの区別がつかないのですけど、色々な弦長があるようです。90cmを超えるものもあります。こんな楽器はどんな大きな手でないと弾けないのか?と想像がつきません。たぶん、巨人のような人がいて、そんな人が弾くのでしょうか?
そういえば、ACCORDONEでテオルボを担当しているFranco Pavan氏も確かに大柄な人です。しかし、そうでもなさそうな人でもテオルボを弾いています。色々なサイズがあるので一概に言えないようですが、どのようにチョイスしているのでしょうね。

イタリアンテオルボとは一体どんなものなのでしょう。オリジナルモデルや製作家によって色々あるようです。指板上弦長で67cm~93cm超のものがありました。93cmというと、今使っているジャーマンテオルボの指板外弦を押えるのと同じですよ。

93cm 170cm, after M.Dieffopruchar 1608
89cm 170cm, after M.Buechenberg 1614
86cm 164cm, after M.Sellas
83cm 167cm, after C.Koch 1650
79cm 154.5cm, after V.Venere 1611 *PB
76cm 154cm, after M.Sellas 1635
73cm 150cm, after M.Tieffenbrucker
67cm 142cm, after M.Tieffenbrucker

一寸、調べただけでこんなにバラエティがありますね。