2009年1月12日月曜日

ガット弦を張った楽器

ガット弦は温度変化(湿度にも)に敏感です。その気になれば温湿度計が作れるでしょう。
冷めた部屋に置いてあった楽器も冷めていますので、前回に暖かい時にしっかり調弦していたとしても狂っています。これは悩みの種ですが仕方のないことです。昔の人は皆そうだった・・・・。
エアコンをかけて部屋と楽器をなじませてから調弦することが求められます。ちょっとだけ弾きたいと思っても、調弦が狂っているので本当に面倒です。
そのような時は、いきなり楽器全体の調弦はせずに、右手の練習から始めます。取り合えず、練習するコースの複弦の合わせだけにします。他のコースとの音程は気にしません。右手の練習には関係ありませんから。
部屋も楽器も(手も)暖まってきたら、やおら調弦するようにします。部屋の温度が安定していない途上で調弦してもすぐにずれ、無駄にイライラするだけですから。