2009年2月3日火曜日

弦長と左手の形

M.シェッファー氏が来日された時に現代ギター誌に連載されたリュートコースによれば(該当ページをスキャナで撮ったあと本誌は処分してしまいました。号は確認できません。)、左手の押え方として、ギターのように各指が指板に直交するような感じで(正確にはこれは不可能ですが、感じとして)弦を押える方法と、高音側のフレットに置いた指を軸にして順番に他の指を低音側に伸ばしていく方法があり、これは「正しく作られた歴史的リュートで特に弦長の長いものに対して有効」とあります。
この記事のことが脳裏にありましたので、現在使っているジャーマンテオルボ(74cm 100cm)ではそれを実践しました。この程度では弾けない弦長ではありません。
どこまで可能なのかは、自身の手の大きさと、理解と練習の結果によるのでしよう。もう少し長い弦長でも押えられるかも知れません。

ちなみに、”M.シェーファー”と呼ぶ人もいますが、”M.シェッファー”が正しいそうです。シェッファー婦人に怒られて、何度も発音練習させられた人からの話です。