2019年4月14日日曜日

Early English Books Text Creation Partnership

ファクシミリに書かれている文章の印字品質は、修正が必要ない程度の良いものから、スペルさえも分かり難いものまで、色々ありますね。
英語限定のようですが、それらをテキスト化して読みやすくするプロジェクトがあるのを見つけました。おそらく、Early English Books Online(EEBO)から出版されているものなら、テキスト化されたものが揃っているのではないでしょうか。

Early English Books Online(EEBO)
Early English Books Text Creation Partnership

Adrian Le Roy の "A briefe and plaine instruction" はロンドンで出版された英語版なので、テキスト化されています。ファクシミリの印字品質はすごく悪いので、テキスト化は有難いです。


ただ、EEBOから出版された"A briefe and plaine instruction" は、シリーズ用の本のサイズに収めるためか、横方向にのみ縮めてしまっているので、読み難いのが残念な点です。























2019年4月11日木曜日

画像補正 image correction

2ページ分を1枚の画像に収めているファクシミリは幾つもありますが、そのままA4用紙で横置きに印刷しても、小さくて見にくいものになってしまいます。
そこで、画像を左右に2分割して切り離し、ついでに、並進・回転補正+ノイズ除去を行ってみました。2ページ分をA4用紙縦置きに印刷すると、ちょうど良くなります。


2019年3月29日金曜日

譜面台

気分一新のため、自宅専用の譜面台として「アリアAMS-301B」を購入しました。作りはしっかりしています。2.8kgもあるので重いですが、その分、安定性もあります。
写真で細部を比べて見ても「キクタニOMS-01」と同じ物のようです。なのに、価格はアリア製の方が安く、ほぼ半額です。価格設定を間違えていないか心配してしまいます。


2019年3月19日火曜日

Familiar keywords

なじみ深いキーワード Familiar keyword
国と時代とで名称(スペリング)が微妙に異なる。
言語の違いが主。
中世のラテン文字にはJ, U, Wがなかったこと。現在では母音と子音という明確な区別がある"J"と"I"、"U'と"V"、"F"と"S"は区別されなかった。
ミス・スペルと思われるものも(オリジナルの間違い、書誌作成時のミスなど)。

lautẽ, laute, laúd, lautten, lavto, lavtto; leuto; livto; luce, luit, lute, lut, luth, lutniowa; lvth, luvto,

arch-lute, archlute, archluth, archiluth, arciliuto, archilaúd,

thorbo, théorbe, tiorba, theorba, tieorba, theorbe,

chitarone, chittarone, chitarrone,

chitara, chittara, chitarra, chttarra, chittarriglia,

guitar, guitare, guittare, guittarre, ghitarra, guiterre, gvitarra, guittarre,

vihuela  --  "Only One" !?


2019年3月12日火曜日

「荒井楽器」の社長が永眠されました。

名古屋の楽器店の中で知る人ぞ知る「荒井楽器」の社長が永眠されたとの連絡を奥様から頂きました。(「荒井貿易」ではありません。「荒井楽器」です。)
亡くなられたのは昨年末でしたが、喪中のご連絡が間に合わなかったと思われます。こちらからは年賀状をお送りしてしまうという非礼はことをしてしまいました。
ご冥福をお祈りします。早々に、お悔やみに参りたいと思います。

荒井社長は大変温厚な方で、学生時代に色々とお世話になってしまいました。
クラシックギターのラミレスを仕入れ値で、しかも、金利なしの分割払いで購入させていただいたり、店でギターを購入していただいた子供たちのギター講師をさせていただいたり、慰安旅行に連れて行っていただいたり、......。
さらには、息子が高校時代にギブソンのレスポール・ジミーページモデルを、私がラミレスを買った時と同様にして購入させていただきました。親子2代でお世話になりました。
Youtubeにアップしていた動画"Whole lotta love to Gisbon & Les Paul"は今は見られなくなっていますが、荒井社長が動画をご覧になっていただいていたら、さぞかし喜ばれていただろうと思われます。

(息子に内緒でスクリーンショットを)















2019年1月29日火曜日

iPad

以前は楽譜をPDFに変換して表示していましたが、最近はパワーポイントを使っています。ペダルでスライドを送ったり戻したりします。アップル・ペンシルで書き込みも。


















2019年1月26日土曜日

Recueil Air de cour,1600.

まだ見たことのないAir de courの歌曲集を偶然に見つけました。
侯爵シャルル3世による全3部で構成された厚い本。
題名:Chansons de Charles, duc de Croy et d'Arschot...
作者:Charles III de Croÿ (1560-1612), Contributeur
日付:1600
所蔵:Bibliothèque municipale de Valenciennes

Ville de Valenciennes:ベルギーとの国境近くのフランスの街(スペインのヴァレンシアではない)。
Arschot: Bruxellesの北東の街
Croy: Besançonの南東のスイスの街?!
















2019年1月8日火曜日

バロック Baroque

バロックとは「いびつな真珠」という意味らしいですが、少し、調べてみました(FaceBookに既掲載)。

《バロック》とは、ポルトガルの真珠商人の間で大型のいびつな真珠を意味していた。一説には論理学で、・・・「ゆがんだ」「大げさ」「仰々しい」「誇張された」・・・。(皆川達夫 バロック音楽 講談社現代新書)

1855年、スイスの美術史家ヤーコプ・ブルクハルトが『チチェローネ イタリアの美術品鑑賞の手引き』[6]において、初めてバロックという語をルネサンスに続く時期と芸術を表すのに用いた。(Wiki/バロック)

《バロック音楽》という言葉を音楽史の上に使用したのはクルト・ザックス(1881-1959)の論文(1920)が最初であるが、彼が大学時代に美術史を専攻していたことを考え合わせれば、それも当然のことのように思われる。(皆川達夫 バロック音楽 講談社現代新書)

すべてのものは時間を超えて静止し、純粋な美の世界を作り上げているルネサンス芸術に対して、バロック芸術は劇(ドラマ)の原理が支配する芸術であり、それなればこそ、ゆがんで、仰々しいのである。(皆川達夫 バロック音楽 講談社現代新書)

ニューグローブ音楽辞典には、さらに詳しく解説されています。

下の写真は志摩マリンランドに展示されていたものです。















2018年12月31日月曜日

A Happy New Year 2019.

明けましておめでとうございます。
皆様のご多幸をお祈りします。
昨年に引き続き、地元の街で広重が描いた浮世絵を使わせてもらいました。
A Happy New Year 2019.
Hiroshige's UKIYOE, he wrote this one in a town I'm living.



2018年11月26日月曜日

Jordi Savall - Experion XXI

エスペリオンXXI ~古楽のレジェンド スペイン黄金世紀の舞曲~
11月25日(日) 伊丹アイフォニックホール

【メンバー】
ジョルディ・サヴァール(トレブル・ヴィオール/バス・ヴィオール)
ハビエル・ディアス=ラトーレ(ビウエラ、バロックギター)
アンドルー・ローレンス=キング(スペイン・バロック・ハープ)
ハビエル・プエルタス(ヴィオローネ)
ダビド・マヨラル(パーカッション)

巨匠ジョルディ・サヴァール率いるエスペリオンXXIのコンサートをライブで聴くのは初めて。ダイナミクスと繊細さ、奏法の多様さ、各楽器の個性が輝き、最高のコンサートでした。
プログラムの最後から2曲目のカナリオでは、本当にカナリアが囀っているように響くトレブル・ヴィオールの奏法には驚きました。一流のメンバーによる演奏はどれも本当に素晴らしかった。

開演前に、ハープを調弦中の Andrew Lawrence-King




終演後、ハープやパーカッションを片付け




















リュート奏者のXavier Diaz-Latorre氏と。Xavier の発音をたずねるとシャビエルという返事だったのですが、プログラムに書いてもらったサインに添えられた日本製と思われるハンコには「ちゃび」の字が...。


CDを購入しましたが、家に帰ってから改めて開けて見たら、せっかくいただいたサインが申し分けないことになってしまいました。光沢面にサインいただいたときは白紙を挟むなどして気を付けないといけませんね。










































サヴァールが使用したバス・ヴィオールはオリジナル楽器。ペリグリーノ・ザネッティ 1553年