2020年4月25日土曜日

Montfermeil et Les Misérables

Montfermeil et Les Misérables
モンフェルメイユとレ・ミゼラブル

「モンフェルメイユとルイ14世」を調べているついでに知りました。

モンフェルメイユには「ジャン・ヴァルジャンの泉」がある。ビクトル・ユーゴーVictor Hugoの小説「レ・ミゼラブルLes Misérables」の舞台となったことが由来。
(無精、私は小説を読んだことはなく、昔、映画を見ているときは、フランスの何処かの町なんだろうという程度の認識しかなく、この地名は頭には入っていなかった...。)

この泉、かつてはビュイソンの泉 Fontaine Buisson と呼ばれていたがラビムの泉 fontaine de l’Abîme と名付けられた。その後、ビクトル・ユーゴーVictor Hugoの小説「レ・ミゼラブルLes Misérables」の成功を受け、ジャン・ヴァルジャンの泉 Fontaine Jean Valjean と名付けられた。噴水は1968年に破壊されたが1985年に完全に修復された。2006年には樹木園の建設の一環として再開発されている。

Fontaine Jean Valjean
1862年にビクトル・ユーゴーの小説「レ・ミゼラブル」が出版された後、モンフェルメイユのこの噴水が大変に有名になったことから大切に扱われるようになった。泉に付けられた名前ジャン・ヴァルジャンは、小説の中で「元囚人」がこの噴水でコゼットCosette に会ったことに由来している。
テナルデイエの宿屋 l’auberge des Thénardier は、コゼットを奴隷のように働かせて、夜には村はずれの泉で水を汲んでこさせていた。亡き母ファンティーヌ Fantine との約束を果たすためモンフェルメイユにやって来たジャン・ヴァルジャンがコゼットと会った場所がこの泉だった。


ヴクトル・ユーゴーはブザンソン Besançon 出身だが、1845年頃のモンフェルメイルをよく知っていたらしい。モンフェルメイユは、今、ビクトル・ユーゴー、若いコゼット、テナルディエらを思い出させる聖地となっている。

出典 reference:
Ville de Montfermeil(モンフェルメイユ市公式ホームページ)