2019年3月12日火曜日

「荒井楽器」の社長が永眠されました。

名古屋の楽器店の中で知る人ぞ知る「荒井楽器」の社長が永眠されたとの連絡を奥様から頂きました。(「荒井貿易」ではありません。「荒井楽器」です。)
亡くなられたのは昨年末でしたが、喪中のご連絡が間に合わなかったと思われます。こちらからは年賀状をお送りしてしまうという非礼はことをしてしまいました。
ご冥福をお祈りします。早々に、お悔やみに参りたいと思います。

荒井社長は大変温厚な方で、学生時代に色々とお世話になってしまいました。
クラシックギターのラミレスを仕入れ値で、しかも、金利なしの分割払いで購入させていただいたり、店でギターを購入していただいた子供たちのギター講師をさせていただいたり、慰安旅行に連れて行っていただいたり、......。
さらには、息子が高校時代にギブソンのレスポール・ジミーページモデルを、私がラミレスを買った時と同様にして購入させていただきました。親子2代でお世話になりました。
Youtubeにアップしていた動画"Whole lotta love to Gisbon & Les Paul"は今は見られなくなっていますが、荒井社長が動画をご覧になっていただいていたら、さぞかし喜ばれていただろうと思われます。

(息子に内緒でスクリーンショットを)















2019年1月29日火曜日

iPad

以前は楽譜をPDFに変換して表示していましたが、最近はパワーポイントを使っています。ペダルでスライドを送ったり戻したりします。アップル・ペンシルで書き込みも。


















2019年1月26日土曜日

Recueil Air de cour,1600.

まだ見たことのないAir de courの歌曲集を偶然に見つけました。
侯爵シャルル3世による全3部で構成された厚い本。
題名:Chansons de Charles, duc de Croy et d'Arschot...
作者:Charles III de Croÿ (1560-1612), Contributeur
日付:1600
所蔵:Bibliothèque municipale de Valenciennes

Ville de Valenciennes:ベルギーとの国境近くのフランスの街(スペインのヴァレンシアではない)。
Arschot: Bruxellesの北東の街
Croy: Besançonの南東のスイスの街?!
















2019年1月8日火曜日

バロック Baroque

バロックとは「いびつな真珠」という意味らしいですが、少し、調べてみました(FaceBookに既掲載)。

《バロック》とは、ポルトガルの真珠商人の間で大型のいびつな真珠を意味していた。一説には論理学で、・・・「ゆがんだ」「大げさ」「仰々しい」「誇張された」・・・。(皆川達夫 バロック音楽 講談社現代新書)

1855年、スイスの美術史家ヤーコプ・ブルクハルトが『チチェローネ イタリアの美術品鑑賞の手引き』[6]において、初めてバロックという語をルネサンスに続く時期と芸術を表すのに用いた。(Wiki/バロック)

《バロック音楽》という言葉を音楽史の上に使用したのはクルト・ザックス(1881-1959)の論文(1920)が最初であるが、彼が大学時代に美術史を専攻していたことを考え合わせれば、それも当然のことのように思われる。(皆川達夫 バロック音楽 講談社現代新書)

すべてのものは時間を超えて静止し、純粋な美の世界を作り上げているルネサンス芸術に対して、バロック芸術は劇(ドラマ)の原理が支配する芸術であり、それなればこそ、ゆがんで、仰々しいのである。(皆川達夫 バロック音楽 講談社現代新書)

ニューグローブ音楽辞典には、さらに詳しく解説されています。

下の写真は志摩マリンランドに展示されていたものです。















2018年12月31日月曜日

A Happy New Year 2019.

明けましておめでとうございます。
皆様のご多幸をお祈りします。
昨年に引き続き、地元の街で広重が描いた浮世絵を使わせてもらいました。
A Happy New Year 2019.
Hiroshige's UKIYOE, he wrote this one in a town I'm living.



2018年11月26日月曜日

Jordi Savall - Experion XXI

エスペリオンXXI ~古楽のレジェンド スペイン黄金世紀の舞曲~
11月25日(日) 伊丹アイフォニックホール

【メンバー】
ジョルディ・サヴァール(トレブル・ヴィオール/バス・ヴィオール)
ハビエル・ディアス=ラトーレ(ビウエラ、バロックギター)
アンドルー・ローレンス=キング(スペイン・バロック・ハープ)
ハビエル・プエルタス(ヴィオローネ)
ダビド・マヨラル(パーカッション)

巨匠ジョルディ・サヴァール率いるエスペリオンXXIのコンサートをライブで聴くのは初めて。ダイナミクスと繊細さ、奏法の多様さ、各楽器の個性が輝き、最高のコンサートでした。
プログラムの最後から2曲目のカナリオでは、本当にカナリアが囀っているように響くトレブル・ヴィオールの奏法には驚きました。一流のメンバーによる演奏はどれも本当に素晴らしかった。

開演前に、ハープを調弦中の Andrew Lawrence-King




終演後、ハープやパーカッションを片付け




















リュート奏者のXavier Diaz-Latorre氏と。Xavier の発音をたずねるとシャビエルという返事だったのですが、プログラムに書いてもらったサインに添えられた日本製と思われるハンコには「ちゃび」の字が...。


CDを購入しましたが、家に帰ってから改めて開けて見たら、せっかくいただいたサインが申し分けないことになってしまいました。光沢面にサインいただいたときは白紙を挟むなどして気を付けないといけませんね。










































サヴァールが使用したバス・ヴィオールはオリジナル楽器。ペリグリーノ・ザネッティ 1553年















2018年11月24日土曜日

BWV 244b

大学の図書館にはベーレンライターの注釈付きファクシミリ版がありましたので、少し調べてきました。
Matthaus-Passion : Fruhfassung BWV 244b Als kommentierte Faksimile-Ausgabe der Abschrift Johann  Christoph Altnickols
Neue Ausgabe samtlicher Werke
Johann Sebastian Bach / herausgegeben von Alfred Dum
Barenreiter 1972













2018年11月20日火曜日

2018年11月18日日曜日

BWV 244b Matthäus-Passion - 57. Aria

BWV 244b Matthäus-Passion (Frühfassung)
  57. Aria-Komm, süsses Kreuz (lute version)






































BWV 244 Matthäus-Passion
  57. Aria-Komm, süsses Kreuz (viola da gamba version)






























2018年11月11日日曜日

佐保山茶論

昨日、11月10日、奈良に向う東名阪は10kmの渋滞。名古屋に戻るときは20kmの渋滞に遇ってしまいました。それはさておき、目的は佐保山茶論にて佐藤豊彦先生のレッスンでした。この2~3年はフランスものに取り組んできましたが、今回は、イタリアもの、その代表格のKapsbergerの曲に取り組みました。イタリア式タブラチュアも混同して上下逆になることがないレベルにもなったところです。
レッスン後、録音やレーベルのよもやま話を伺いつつ、つい最近リリースされたCDを頂きました。「何でこんな写真をジャケットに?」と思ったのですが、その理由を説明いただき「なるほど!」と納得しました。