Besançon図書館に所蔵されているManuscrit Saizenayはオリジナルのままでも明瞭なので、実用上は特に問題はありません。
一方、Paris BNFのManuscrit Barbeは退色が著しく、運指や装飾記号が実に読み取り難いです。しかし、Minkoffのリプリントでは修正・補筆が施されていて、本当に読み易いです。全ページをここまで仕上げるのは実に大変な作業で、Minkoffには感謝しかありません。
なお、このSarabandeではMinkoff版で弾くと不自然な箇所があります。オリジナルにはあった音が誤って消されていました。