バロックリュートの弦高が低くなるようにナットを調整しました。
ナットの溝を深くするのではなく、ナットの底面を一様に削っていく方法を取ります。
ナットの厚みがこれまでより1コースの外側で0.3mm、11コースの外側で0.4mm薄くなったところで取り付けてみると、1コースと1フレットの隙間は0.2~0.3mmになっているようです。
シムゲージがないので、公称0.1mm厚さの紙の枚数で測っているので怪しいですが。これだけの差で左手での押さえ易さが向上した気がします。しばらく様子を見る必要はあります。
PS:
Lundbergの本にはナットの作り方が大まかに書かれています。残念ながら、適切な溝の断面形状や綺麗に円弧状に掘る留意点、弦高はどのように調整するのかなど、微妙な部分は書かれていませんので、他からの情報も必要となります。