2016年10月16日日曜日

Why "Lachrimae" by John Dowland?

バロックリュートでは知られた名門ティフェンブルッカー(Wendelin Tieffenbrucker)のオリジナルを使って弾いています。このリュートはメトロポリタン美術館に所蔵されているもので、美術館では所蔵楽器を演奏家に弾いてもらってアーカイブを作っているようです。

で、楽器の解説を目的とするなら、何故、ダウランドなのか??

この楽器は、元々はルネサンスリュート(バスリュート)として作られたもので、後に、バロックリュートに改造されたという背景がありますが、バロックリュートです。この楽器にふさわしいバロック期の作品は選ぶのに困るくらい沢山あると思います。もし、これが改造前の楽器であったなら、ダウランドはふさわしいでしょう。



2 件のコメント:

BestLute さんのコメント...

バロックリュートでのダウランドは、正直驚きです。 演奏を聞き、ルネッサンスリュートとは異なる感じでしたが、良い演奏なので違和感が無く聞けました。この楽器をオリジナルに戻して欲しいとも思いました。

Toshiaki Kakinami さんのコメント...

BestLuteさん、コメントをいただきながら本日まで気付かず大変失礼しました。
この楽器は、元はTieffenbruckerがベネツィアで製作したバスリュート(ルネサンスリュート)で、それをプラハのEdlingerがバロックリュートに作り変えたものです。何本かが欧米の博物館にあります。
イタリア以外の国では優れた製作家が現れなかったのでしょう。また、枯れた良い材料も簡単には得られなかったのでしょう。現存する優れたルネサンスリュートをバロックリュートに作り変えることは珍しくなかったようです。
私のバロックリュートはこれがモデルとなっています。