2013年1月31日木曜日

La Canción del Emperador(2)


オリジナルは、Mille Regretz de Josquin des Prez. ジョスカン・デ・プレの「千々の悲嘆」

楽譜の冒頭に書かれている文章と3つの記号について。
現代の私たちは、ドレミファソラシドのテトラコードを当たり前のように使っていますが、中世・ルネサンス期には、ヘキサコードが使われていたようです。
Frank Koonce著、"The Renaissance Vihuela & Guitar in Sixteenth-Century Spain"によりますと、
楽譜の冒頭に書かれているスペイン語は、
En la quinta en el tercer traste esta la clave de fefaut.
  5コース3フレットはF(fa ut)
En la tercera e el primer traste esta la clave de solfaut.
  3コース1フレットはC(sol fa ut)
らしいですが、何のことかよく分かりません。

3つの菱形のコース=F
ダブルクロスハッチのコース=C
3つ目はテンポ指示らしいです。