2016年5月1日日曜日

Theorbo TORU SAKURADA

正式リリースはまだ先とのことですが、1枚、送っていただきました。
ガット弦の包容性がしっかり伝わってきます。また、バロックリュートでは当たり前でしたが、テオルボでの複弦の唸りにも初めて接しました。

録音に使われた楽器はニコ・ファアン・デア・ヴァールス作(1997年)の「パドヴァ式テオルボ」。オリジナルはウィーン美術史博物館に所蔵されているヴェンデリーノ・ヴェネーレ(1611年、パドヴァ)。この楽器は佐藤豊彦氏の要望で作られたものだそうです。

ちなみに、『テオルボは17世紀初頭のイタリアでは2種類存在したようである。プレトリウスが1619年に出版した3巻からなる音楽大全「シンタグマ・ムジクム」の第2巻にこの2つの楽器が挿絵入りで載っている(挿絵参照)。向かって右側のテオルボは「パドヴァ式テオルボ」と呼ばれ、大きなボディに対して比較的短いエクステンションの低音弦を持っている。一方で左側の「ローマ式テオルボ」はキタローネと呼ばれ、それほどまで大きくないボディであるが、低音弦は指板上の弦の2倍の長さである。』


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