2018年9月9日日曜日

Archiluth

Thomas Dunfordがリュートの歴史:Histoires d'instruments : luth, archiluth, théorbeを解説。
彼が使っているGiuseppe Tumiati作のアーチリュートは、パリのMusée de la musiqueに展示されているMatteo Sellesをベースにしたもの。
ただし、ローズが3個から1個へ、複弦が単弦に、また、サウンドボード上に貼りフレットを拡張するなど変更が加えられている。



2018年8月12日日曜日

悲しいお知らせ

悲しいお知らせです。
リュートの世界に多大な貢献をされたDouglas Alton Smith氏が他界されました。長い間、病床にあったそうです。ご冥福をお祈りしたいと思います。
以下はinstagram/lutesocietyofamericaにアップされた記事です。
(LSAのホームページには掲載されておりません。)

Douglas Alton Smith
1944-2018 

It is my sad duty to relay to you that, after a long illness, Doug Smith died at his home, on August 9th. Over the decades, Doug made numerous contributions to the LSA in a variety of roles, most recently as a member of the Board of Directors and both Guest Editor and Interim Editor of the Journal of the LSA.  His contributions to lute scholarship cannot be overstated--the History of the Lute remains the only book of its kind and his work on the music of Silvius Leopold Weiss helped bring baroque lute music into the prominence it enjoys today. Doug was not only a lutenist, but played other instruments and recently finished composing a folk opera, while also spearheading the JLSA  issues devoted to the life and work of Patrick O'Brien--two issues have been published, with more to follow.  His loss leaves a hole that cannot be filled, not only in the  lute world, but in our minds and hearts. 
Funeral arrangements are not yet finalized and I doubt Doug would want anyone to spend money on flowers for him.  I do know he was very interested in getting his book into the hands of readers, so, perhaps, buying one and reading it, if you haven't already, is the best way to pay tribute to him.  The LSA will be devoting JLSA, issue 52 to Doug as a festschrift in his memory. 

Farewell Doug,
Michael Grant, LSA President

2018年7月18日水曜日

弦が切れた

ここのところ、テオルボばかり弾いているので、他の楽器の状態がどうなっている目が行届きません。
久しぶりにバロックリュートのケースを開けたら、弦が2本切れていました。1コースが切れるのは当たり前ですが、6コースのトレブル弦が切れるのは初めての経験です。
早速、弦を交換。


2018年7月15日日曜日

Hespèrion XXI

7月13日からのチケット発売は、伊丹アイフォニックホール事務所にて発売初日のみ電話予約13:00~とあるのを見逃してしまいました。そこで、チケットピアから入手しようと試みましたがネットからは希望する座席が選べません。やむなく名古屋市内のチケットセンターに出向いてゲットしました。発売2日目にして既にかなりの席が埋まっているようです。


















Hespèrion XXIのリュート奏者Xavier Díaz-Latorre氏は、今回はテオルボを担当とのことです。

2018年7月9日月曜日

ギターの起源

撮り貯めしていた録画を見て唖然としました。昨年の放送ですが、
2017年07月21日(金) NHK BSプレミアム
美の壺「木を慈しみ、音を愛(め)でるギター」
番組冒頭にて、
『ギターの起源は16世紀から17世紀に流行したリュートだと言われています。』
誰に聞いたのでしょうね。












【追記】
『ギターの歴史に関する文献として、「ギター辞典1 歴史と人名」、小倉俊著、音楽の友社、昭和45 年と、「ギター基礎講座[3] ギター音楽の歴史」、音楽の友社編、昭和44 年が出版されている。この2 冊においては、13 世紀の「アルフォンソ10 世の本」より昔まで遡り、色々な撥弦楽器が紹介されているものの、ギターとの関連については明言していない。』
上記書籍を所有していた時に書いた私の論文にはそのように書いてあります。
30年前の音楽辞典には、『ギターの起源はリュート』なる記述があったとある人から聞きましたが、何を根拠としたのか知りたいものです。

2018年6月21日木曜日

Weiss, London Manuscript

LSAのメーリングリストでのトピックです。
British Library Add MS 30387
"Weiss, London Manuscript"
全ページがpdfでダウンロードできます。


2018年6月11日月曜日

佐藤豊彦 オランダのリュート音楽

6月9日の午後、閑静な庵、佐保山茶論にて佐藤豊彦先生のコンサート。
佐保山茶論は吹き抜け構造で天井が高く2階席もあります。2階席は演奏者から遠くなり、柱や手すりに隠れて姿も見えにくいですが、こちらの方が音がよく伝わってきます。
プログラムはオランダで活躍したアドリアンセン、ヴァン・デン・ホーヴェ、ニコラス・ヴァレ。繊細な響きがMartin de Witte作ダッチヘッドのリュートから醸し出されました。
コンサート後の懇談会に場所を移してもお話が絶えることなく。高校時代の同級生の女性が2人見えていて、その頃の面白いお話も伺えました。
懇談会に使われた部屋に置いてあった私のテオルボを参加者の方が見つけられ、楽器をお見せしましたが、楽器の大きさと綺麗さに感心されていました。
---------------------
当日の午前、レッスンをお願いしました。見ていただいた曲は、Vaudry de Saizenayより、テオルボ版のLes SylvainsとLa Montfelmeil。これまでの指摘事項を意識して練習してきたものということもあって、良くなっていると評価をいただきました。









2018年5月26日土曜日

キリフリ谷の藝術祭にてリュートコンソート

「キリフリ谷の藝術祭」の公式Facebookページにて以下の案内がありました。
ご興味のある方は是非足をお運びください。

昨年に引き続き、ハーグ音楽院教授を長年務められた世界的リュート奏者佐藤豊彦先生と日本を代表するリュート奏者櫻田亨先生をお招きして、門下生の皆様とのコンサートが開催されます。
ルネサンスからバロックにかけての古いヨーロッパのリュート音楽や歌曲をお楽しみください。

場所:日光真光教会
日時:6月3日(日)15時開演(14時30分開場)
入場:無料
曲目:モーリー「今は5月」、ダウランド「今こそ別れ」、 イザーク「インスブルックよ、さようなら」他

(*教会施設の維持のため献金にご協力いただければ幸いです。)




























2018年5月19日土曜日

LuteIDB - Lute Iconography Database (LI)

LuteIDB - Lute Iconography Database (LI)
David van Edwards 氏により構築されデータベースをもとに、Lute Society にて内容の充実化が図られている。