2015年4月30日木曜日

Le Luth Doré

Le Luth Doré がまもなく低価格リュートの提供を開始します。

ヨーロッパの製作家の知見を使ってパリでデザインされ、中国の工場で製作されるリュート。
900ユーロと1450ユーロの2種の8コースリュートがあり、初期ロットの50本にはMiguel Yisrael氏のサインが入る。
試作品が現在パリにあり、幾人かのリュート奏者が試奏。スチューデントリュートとしてはかなり出来の良いものらしい。偏見はもはや忘れようとも。
バーゼルスコラカントルムのリュート奏者・教師Peter Crotonによる録音を11月には聴くことができそうです。

2015年4月28日火曜日

テフロンシート Teflon sheet

Belgian Lute Academy(ベルギーリュートアカデミー)の季刊誌Geluit39(2007年9月)に、リュートのナットの滑りを良くする工夫として、テフロンテープを使うアイデアが紹介されていました。昔からテフロンは摩擦が少ない材料として知られていますので、私も試してみることにしました。
紹介されていたテープと同じものは入手可能ですが、もっと良いものはないかと探したところ、「滑りが必要な個所の表面保護」用にとScotch製の#5490というシート状の製品があることが分かりこれを購入しました。
バロックリュートでは6コースと7コースが最もナットの摩擦を気にするコースです。これまで”SLICK NUTZ”というカーボン主成分の潤滑材を使っていましたが、これよりも滑りが良い感じです。処置してからまだ2日ですので、もう少し様子をみる必要はあります。















(6コースと7コースについては、伸縮性の少ないワイヤでナットとペグの間を中継して、強引にナットの摩擦に打ち勝つ方法もあります。)




2015年4月25日土曜日

レーザ技術とリュート

レーザを使って立体的なロゼッタを作成しています。
さすがと言いますか、当然ではありますが、材料に機械的なストレスを与えないので、細やかで複雑な模様であっても難なく作成できます。
















LSA Listによれば、1970年代後半にはリュートでの研究がされ、1980年代にはリュートが販売さてれいます。現在、レーザでロゼッタを作る製作家は何人かいるそうです。

2015年4月9日木曜日

リュート用ペグ回し

大阪の古楽器工房VIOLさんにリュート用ペグ回しを作っていただきました。
当然かもしれませんが、やはり、使い易いです。

















これまで、ギター用のワインダを改造したものを使っていましたが、もう、必要なくなりました。