2008年5月16日金曜日

ナットのメンテナンス

ナットの滑りが悪くなったら、B程度の鉛筆で溝をこすって、カーボンで埋めるとよいという話をどこかで聞いたことがあります。
何時だったか、NHK BSの「関口知宏が行く ドイツ鉄道の旅」で、30万円も出して買った中古の10コースリュートのナットの滑りが悪く、訪問先のリュート奏者アクセル・ヴォルフが鉛筆を使って調整していましたね。
でも、この方法では、一時的にしか良くならないです。ナットの仕上げ状態が悪いのを根本的に治療していません。私も試したことはありますが気休めにしかなりませんでした。

でも、いい話があります。
①Polish grooves with a fine linen thread and fine pilishing compound.
②Wax the nut with microcrystalline wax and it is finished.

①だけでも、即効果がわかります。ナットの溝がピカピカになり、調弦が滑らかになります。お勧めです。
②はまだ試していません。"microcrystalline wax"というのは「表面亀裂防止剤」で、画材店で扱っているらしいです。購入しようと何度も思ったのですが、出かけたときには忘れてしまっていて....。

この話の出展は、"Historical Lute Construction" Robert Lundberg(著)の227ページです。
http://www.luth.org/luteblrb.htm

リュート製作のための優れた本のようで、演奏家にも興味深い話が満載です。
私もLundbergのリュートが欲しかった(奥様に聞こえないように小さな声で)。